• "修正計画"(/)
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  1. 仙台市議会 1993-12-16
    都市整備建設委員会 本文 1993-12-16


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 2: ◯委員長  きのうは、おそくまで委員会の運営に御協力いただきまして、ありがとうございました。心から、御礼を申し上げます。  それでは、ただいまから都市整備建設委員会を開会いたします。  本日は、金森従之委員から欠席の届けがありましたので、御報告いたします。              《所管事務について》 3: ◯委員長  それでは、所管事務についてであります。まず、都市整備局より報告をお願いいたします。 4: ◯都市整備局長  おわび方々、御報告申し上げなければならないわけですが、去る12月の3日午後4時ごろ、袋原保育所外壁工事をしている最中に、保育所児童が塗料の溶剤によりまして中毒症状のような状況を起こしたということでございます。深くおわび申し上げます。詳細につきましては、建築部長から説明をさせます。 5: ◯建築部長  袋原外壁工事の改修によります事故について、御報告申し上げます。児童が、外壁改修工事塗料溶剤により中毒症状を起こしました。このことにつきましては、既に新聞、テレビ等の報道により御承知のことと存じますが、その概要について御説明申し上げます。  本件は、12月3日午後4時ごろから深夜にかけまして、袋原保育所児童8名が嘔吐症状を起こしたものでございます。このうち1名が、仙台市立病院において診察を受けた後、大事をとりまして入院いたしております。4名が、財団法人宮城厚生協会長町病院で医師の診断を受けたものでございます。また、残る3名につきましては、嘔吐症状はありましたものの医師の診断を受けるまでには至らなかったというものでございました。発症の症状から見ますと、12月3日午後2時ごろから開始いたしました外壁改修工事の際に使用しました塗料溶剤の蒸気が保育室内に流入し、これを吸引したことが原因と思われております。施工に際しましては、窓など開口部に目張りを施すなどの防護措置をとっておいたところでございまして、安全管理には十分配慮してやっておりましたが、残念なことにこのようなことが起こりました。幸い、発症いたしました児童の病状はいずれも軽く、入院いたしました児童も翌日には退院いたしております。他の児童も全員、数日で回復いたしておりまして、出所しているところでございます。  今回のことにつきましては、保護者方々、また関係者の皆様に大変な御迷惑、そして御心配をおかけしましたことを、心からおわび申し上げる次第でございます。今後、同様の工事を行うに当たりましては、このようなことのないよう、十分に注意して施工することとし、また特に保育所等工事におきましては、塗料溶剤を使用する工程につきましては、日曜日など児童のいない時間帯に行うような対策を講じていくつもりでございます。また、来参者の安全管理におきましても一層配慮いたしてまいる所存でございます。 6: ◯委員長  それでは、ただいまの報告に対して、何か質問等はございますか。 7: ◯小山勇朗委員  この袋原保育所は私のうちのすぐそばなのですが、やはり不思議に思ったのは、園児のいる中でそういった工事をやるということ自体が……。幾らサッシであっても、中にはシンナーとかそういうものが必ず入っていくわけですよね。そういうことで、起こるべくして起こったような状況ではないのかと。そういった意味からすれば、今、今後の対策として日曜とか、そういった園児のいないときに今後対応していきたいというふうに……。事故が起きてからそういう判断をするのでは、まさに手おくれではないかというふうに思うのですが、これまでも園児がいる中でそういった外壁の吹きつけ工事などをやってきた経過があるのか、その辺をまずお伺いしたいと思います。 8: ◯建築部長  過去におきましても、平成元年あたりからでございますが3カ所程度やってございます。また、間もなくでございますが、上野山の保育所も予定しております。 9: ◯小山勇朗委員  まあ、3件程度やって、これからもう1カ所予定されているということであるようですが、その3件については一切そういった事故はなかったということですね。これからのものについては、休みなどの日にやるようにしていくという方向づけでとらえていいんですね。  シンナー中毒などというのは、やはりまさに今、成長期の中にあって、神経的な部分が心配される部分だというふうに思います。1日で症状的には回復したように見えても、神経がどうなっているのかというふうな部分を心配するところでありますし、そういった意味では、後遺症などが何年後に出るかということなども心配されるんですよね。そういうふうな部分は、どのように整理をつけてきているのか、それについてお答えをいただきたい。 10: ◯建築部長  現在、報告を受けているところによりますと、今回の場合は軽症で、二、三日後には通常の状態になりまして出所しているというふうに伺っております。後遺症までは、あらわれていないというふうに聞いております。 11: ◯委員長  次に、長町都心整備の概要について、報告をお願いいたします。 12: ◯都市整備局長  長町都心づくりのための基盤整備として区画整理事業をやりたいということで、昨年から説明会等をやっておったわけですが、その中でいろいろと住民の方から要望等がございまして、それらを、住民の方々の、権利者方々の意向を集約して、それを取り入れた形での修正案と申しますか、その説明会を11月の16日から現在まで、5回にわたりまして説明会をやっております。あと1回ということで、12月の19日にはこの説明会を終えたいということでやっておりますが、その内容につきまして、きょう御説明申し上げたいと思います。この説明会の中では、今回5回やっておるわけですが、その中では、従来どおり納得がいかないという方もございますし、一方、減歩率がもう少し低くならないかとか、そういった話。それから、換地先が自分の場合にはどこら辺に行くことになるのかとか、あるいは具体的に補償問題とかというふうなことで、多様なお話をいただいておりますが、この際だから、もう少し積極的に事業を進めるべきではないかといったような御意見も承っております。  いずれにいたしましても、この修正計画をもとにして、またさらに話し合いの場を持ってまいりたいと思いますが、大きく分けて申し上げますと、業務地区を減らし住居地域をふやすということが主な内容でございますが、計画部長より詳細に説明をさせていただきます。
    13: ◯計画部長  お手元に差し上げました資料でございますが、8ページつづりの資料と、それから土地利用計画構想図の色刷りのものと、それからこの土地利用構想の面積を書いたものが行っていると思いますが、この資料によりまして御説明をさせていただきます。   〔資料「新しいまちづくり長町都心)をめざして」に基づき説明〕 14: ◯委員長  それでは、ただいまの報告に対して、何か質問等はございますか。 15: ◯柿沼敏委員  二つ三つ、確認の意味を込めてお尋ねをいたしたいわけですが、説明会は、視点を変えながら、資料づくりも従来と変えまして非常にわかりやすくしておるということで、説明を受けた方々には、従来と違った説明を受け、また模型などをつくっていただく中で、非常に理解がしやすくなっているというふうな感想を聞かされるわけですが、先ほど局長さんの方で、地権者を含む地域方々意見は多様であると。確かに多様でございますが、その変化というのでしょうか受けとめ方、あるいは反応、反響、そういうふうな説明会状況をもう少し詳しくお聞かせいただければというふうに思います。  あわせて、やはり今も御説明がございましたように、企業というのでしょうか、会社の協力というのも大変重要なポイントになっております。どちらかというと、それらの方々に対する説明が従来は後手に回っているわけですが、現在はどういうふうな状況下にありますか。 16: ◯計画部長  第1点目の、説明会での反応と申しますか、そういうことでございますが、これは過日の委員会でもお話をいたしましたように、実は大きく2カ所、反対といったような声が出ておるわけでございまして、一つ西台畑地域──長町折立線という路線の延長上にある地域でございますが、それから、先ほど模型お話をいたしましたように矢口地区という地区──郡山住宅の北側に当たる部分でございますが、この2カ所でございまして、実は西台畑説明会には私もまいりましたが、土地利用構想についての修正、あるいは皆様とのお話し合いを継続していく方法等についてお話をいたしまして、かなり御理解を得てきたというふうに私どもは感じております。その他の説明会においては、これは従来と変わりなく、ある程度積極的にまちづくりを進めていただきたいという声が大部分でございまして、あと問題は、矢口の町内会方々に今度の日曜日の午後から御説明を行うことになっておりまして、この辺が最後の、私どものとりでと申しますか、この辺でどういう御理解を得られるのかなあというところがポイントかなというようなことでございます。  2つ目の、企業でございますが、これは私どもの方から、いろいろお話を御提案申し上げて、何回かのお話を進めているところでございますが、企業の方のいろいろな御都合について、内部でいろいろ御検討をいただくというようなことで、そういった答えを待つという部分が実はございまして、既にトーキンの方が先日見えられまして、今まではかなり厳しい状況だったのでございますが、会社の内部のいろいろな事情がおありになるようでございまして、仙台市の考え方もいろいろ聞いて相談していきたいというお話がございまして、私どもとしては明るい見通しかなといったようなことで、期待をしているというような状況でございます。 17: ◯柿沼敏委員  今の御説明ですと、なかなか理解を得るのに苦労はするけれども前進してきていると。特に私は、東北金属さんのお話に興味を持つわけですが、従来は先を越されて、後から地域方々からの説明を受けるのでというふうな、気持ちの上で割り切れない部分もあったわけですが、そういうふうに市当局とお話し合いが持てる環境の中で理解を求め、そして最終的に協力をいただくというふうな姿になれば大変喜ばしいことでございますので、ぜひともひとつ、地権者方々あるいは個人の方々とあわせ、同時進行のような形でさらに努力をしていただきたいというふうに思います。  その中で、御説明がありましたが、個別相談所の設置を従来からお願いを申し上げていたことなのでございますが、いよいよ定期的に継続的に、太白区役所の中ということでございますから、先ほどいつごろからというお話が出ておりませんでしたが、すぐというふうに私は理解するわけですが、決まっておりますれば、その時期を明示していただきたいというふうに思います。  さらに、模型がございますが、ややもしますと文書より目で映る模型というのですか、映像というのでしょうか、理解するときに、そちらの方が強く思い込むところもあろうかと思うわけでございまして、模型イメージしたということでありますが、そこにあります模型が一人歩きしないように、説明会の折、あるいはそれぞれの……。これをどこかに展示するようなことも、この前の太白区の議員懇談会で出ておりましたが、そういう折にも、模型の役割というのでしょうか、持つ意味合いというものをしっかり御説明していただくことが必要ではないのかなというふうに思うわけでございます。一つには、先ほど話題になっておりましたが、大集客施設のところの部分についてもできるんですよねというような受けとめ方も地元ではあるわけですから、ひとつイメージし、計画に近いものだろうと思いますが、模型のことわりというものは、ひとつしっかりしていただきたい。  そういう意味で、協議会の設置の呼びかけをしておりますが、その反応と、そしてこちらから選び、そしてつくるのではないということでございますが、やはり当局の方でそれなりに引っ張っていかない限りはなかなかできないわけですが、設置に向けての具体的な手順などがございましたら、またいつごろにそういう協議会をつくってまいりたい気持ちがあるのか、その辺のところをお聞かせいただければと思います。 18: ◯計画部長  大変失礼いたしました。相談コーナーの方でございますが、これは平成6年の1月20日から開始をいたしまして、現在のところの予定では、一応の目安として3月いっぱいまで続けていきたい。これは、週1度ということで木曜日を想定しております。そのような形で、いろいろ御意見を、あるいは御質問をいただくというようなことにいたしたいということでございます。  それから、模型のことでございますが、先生の御指摘のとおりでございまして、私どももそういったことを大変心配するものですから、どこにでもこれを出すということではなくて、なるべく絞った形にはしたいと思っておりましす。  さらに、一人歩きをしないような説明の仕方ということについても、今までもそのようにしてきたつもりではございますが、よりその辺に注意をしながら、この模型を使ってまいりたいというふうに考えております。  それから、協議会の件でございますが、これにつきましては先ほども申し上げましたように、現在いろいろな御意見を伺っておる最中でございまして、最終の説明会が19日でございますので、それの結果を受けていろいろ、庁内的にも協議をしながら決めてまいりたいというふうに現在のところ考えております。 19: ◯柿沼敏委員  最後にもう1点だけお尋ねをしたいわけですが、都市計画決定、たしか今年の第1回定例会では平成5年度中に極力努力するということでお話がございました。その後、特別委員会でもお尋ね申し上げたときに、その線に沿ってということでございますし、先ほどの御説明ですと、いろいろお話し合いを進める中で計画決定をしていきたいということであります。しかし、今年度中ということになりますと、正直なところ、現在、説明会をし、合意も十分得られ切っていない面も見受けられるわけでございます。今年中の決定は難しいというふうに判断しますが、従来から一つの想定をし、日程的な計画も組んできたわけですが、大幅な変更という枠の中でそういうふうなことになるのか、あるいは都市計画決定に向けて、今年度中は若干難しいにしても、小幅な日程的な修正というのでしょうか、ずれ込みで済む見通しになるのか、そのあたりをお聞かせいただければと思います。 20: ◯計画部長  私どもといたしましては、ただだらだら長く時間をかけていけばそれでいいというものではなくて、現況においても、いろいろな都市基盤整備が進んでいないという問題にかんがみまして、やはり精力的に説明会とか話し合いを続ける中で、目標とする都市計画の時期に努力をしてまいりたいと。ただ、先ほど来、申し上げておりますように、最初の御指摘にもございますように、地元の方に十分なコンセンサスを得ていないという部分がございますので、ややスケジュール的にはおくれていくことも考えられるということで……。ただ、大幅なおくれがございますと、また新たにいろいろな建築物が建っていくとか、その他にもまたいろいろ、時間が経過すれば難しい問題が出てくることもございますので、その辺を考えまして精力的に進めてまいりたいというふうに考えております。 21: ◯横田有史委員  一、二伺っておきますが、その説明会を5回、今までやってきたようですが、説明会対象者というのですか、例えば借家人も含むのかとか、そういう対象者をどういうふうに設定していたのか。  それから、実際に過去5回の関係で、具体的に数字がわかればなおいいのですが、いわゆる呼びかけた対象世帯数というのですか、それと実際に参加した比率というのですかね、その辺の関係はどのような状況なのか、わかりましたら。 22: ◯長町都市整備室長  今回の説明会に御案内状を差し上げている方々は、地区内に土地をお持ちの方、それから地区内に建物等をお持ちの方々でございます。  それから、現在まで行われました説明会出席者数でございますが、11月16日に行われました説明会では対象者が24名でございますが、27名の方が御出席でございます。それから、11月19日のときは対象者が53名でございますが、64名の方が御出席でございます。それから11月22日、これは91名でございますが52名の方の御出席でございます。それから、11月24日、このときは82名の対象でございますが出席は20名でございます。それから、11月30日、このときは企業法人対象にいたしましたが、69社に御案内を差し上げ40社の出席でございます。以上でございます。 23: ◯横田有史委員  名というのは、先ほど言った土地か建物を持っている権利者という意味ですね、呼びかけたというのは。この11月22日と24日、特に24日の方は比較的参加率が低いようなのですが、これは何か理由が特別あるのでしょうか、地域的な特徴なんですか。 24: ◯長町都市整備室長  11月24日に行いました説明会対象は、地区外に居住している地権者対象としております。その関係で参加が少なかったのかと思います。 25: ◯横田有史委員  はい、そこはわかりました。  それから、先ほどの資料をずっと見させていただきますと、泉の例はありますが、逆に太白区内全体で見ますと、パーソントリップ調査の結果としては、全体としては昭和57年より平成4年の方が長町駅前へ、いわゆる私事であれ通勤であれ、集中するのが減っている傾向ですよね。いわゆる副都心というイメージの問題はあるかと思いますが、全体として地下鉄が開業され、あるいはバスの交通システムがいろいろ変更されてくるという状況があって、なおかつ長町への集中がむしろ減少しているという問題について見てみますと、全体の交通体系の問題あるいは交通アクセスの問題、こうした問題が全体としてあるのだろうと思うので、それは単なる集客施設等だけの関係なんだろうかという思いがしまして、そういういわゆる集客施設等での配慮によれば、泉の場合には確かに大型店ができたとか、そういうような問題もあるかと思いますが、やはり地下鉄の乗り入れというような問題も非常に大きな要因になっているんだろうなというふうに思うんですね。そういう点からいうと、いわゆる対象区域内でのさまざまな論議、あるいは検討もしかるべきでありますが、全体の交通アクセスなり、全体の都市基盤をどうする中で、その副都心というものを位置づけていくのかと、こういう論議が一方できちんとなされていかないと、イメージ自身も共倒れになってくるというのですかね、そういう側面が当然あるやに思うのですが、その辺の関連性については都市整備局全体としてはどういうふうに考えていらっしゃるのか、ちょっと聞いておきたいなと思うのですが。 26: ◯計画部長  先生のおっしゃるとおりでございまして、狭い地域の中のことだけを考えて計画を立てるということでは済まないわけでございまして、基本的には市の総合計画にございますようなものを骨格としながら、ただいま御指摘をいただきましたいろいろな交通アクセスの問題、それから土地利用の問題でございますが、これはここだけを単純に区画整理をして立ち上げればいいというものではないと思いますし、当然副都心というエリアをもっと広くとらえたときに、太白区役所のある地域、それから長町の旧商店街──4号線に面した沿道のゾーンでございますが、さらにその間のあんこの部分住宅地が広がっているわけでございますし、その辺につきましても、どういう手法を使うかという難しい問題はありますが、やはり総合的にその辺を包括して、どういうまちづくりを進めていけばいいのかということにつきましても非常に重要な課題でございまして、いろいろな形で私ども計画を進めております。  それから、4号線沿いの、特に商店街方々を中心とした地元の研究会と申しますか、懇談会といったものも実はございまして、いろいろ活発な論議がなされているところでございまして、そういうところの御意見も十分に聞きながら、私どもとしては総合的なまちづくりをしてまいりたいというふうに考えております。 27: ◯横田有史委員  もう一つ関連して聞いておきたいのですが、このJR新駅を設置するという基本構想になっておりますが、これは駅間距離とか、いろいろな諸条件的に、その可能性というのはどのくらいに見ているのですか。そこら辺の見通しは、どうなっているのでしょうかね。 28: ◯計画部長  この計画をいろいろ原案としてつくり上げていく段階では国、県、市と、それからJR事業団、こういった関係機関が集まって、委員会形式計画を進めてきたという経緯がございます。したがいまして、私どもとしてはそういった中でJRの方々に、直接的にもいろいろ御意見を聞く機会がございまして、ただいま御指摘の駅間距離その他を考えて十分可能性はあると。ただ、そこについての建設費用をどのように持つかということについては、確かにまだ協議の必要があるということはございますが、可能性は十分にあるという確認はとっております。 29: ◯横田有史委員  私、いろいろな場で私の私論だということで、例えば新交通システムについても仙台駅集中方式をやめなさいと、長町駅出発でいいのではないかという議論をやっているわけでありますが、そういう思い切った交通体系全体の見直しをどう発想していくのかと。そういうことも含めてイメージしていかなければ、これはいろいろな問題が出てくるわけで、現実には青葉山ルートの非常な困難性という問題を含めながらいる中で、私は長町折立線の延長線上でという議論などをしているわけでありますが、そうしたイメージや集約も含めて、論議の素材にしていくことが大事だというふうに思っているわけです。  それからもう一つ、交通とは別に長町全体のイメージという中で、私、9月の議会の中でも市長とやりとりした経過がありますが、いわゆる各遺跡ですね、郡山遺跡あるいは富沢遺跡、こうした歴史の町というイメージをどう実際にこの図案の中でイメージしていくのかと。この辺は、何もまだ実際上は出されていない、そういう検討も、これも含めてですが実現の可能性は全く別の問題として、つまりイメージなり方向性なりをいろいろ論議する上で、そうした素材をやはり一つのテーブルに乗せていくということが大事だろうというふうに思っているわけで、そういう中から最終的にどういうものができ上がってくるのかわかりませんが、そうしたものとして少なくとも郡山、それから富沢、上野台と、この古代遺跡ルートについて、これをきちんとこの副都心全体の中に位置づける論議をやるべきではないかというふうに思っているのですが、この点について伺っておきたい。 30: ◯都市整備局長  まちづくりということで、この長町につきましては副都心づくりということですが、それらのまちづくりに当たりましては、やはり歴史、文化、伝統、そういったその土地の固有の経過というものを大切にする視点も必要だと、また、まちづくり基本理念としてはそういったことも幅広く視野に入れて考えていくことも必要というふうに考えております。ただ現実的に、では具体的にどうなんだということになりますと、いろいろ難しい側面も持っておりますが、その辺につきましては、住民の方々ともお話し合いをする場でいろいろ議論してまいりたいと、このように考えております。 31: ◯横田有史委員  まあ、もう終わりますが、要するに、いろいろなイメージが膨らむことが、それはそれで大事なわけですから、そういう論議の中で歩を進めていくと。私は、ほかのいろいろな区画整理や、さまざまな経過上の問題も含めていきますと、やはり最初のボタンをかけ違えるなということを繰り返し主張しているわけでありまして、少々最初がおくれても、最後は早くでき上がることもあるわけでありますし、つまり最初のボタンを焦ってかけ違えるようなことにならない、そういう十分な配慮が新市長のもとでの議論でもありますし、そういう点での配慮を十分にしていただくということを強く申し上げておきたいと思いますし、その点についての局長の見解も伺っておきたいと思います。 32: ◯都市整備局長  おおむね同感でございまして、やはり市長が考えているぬくもりという点においては、しっかりそういった視点に立ってまちづくりを考えてまいりたいと、このように考えております。 33: ◯委員長  ほかに、ございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34: ◯委員長  以上で、報告事項関係を終了いたしました。この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言がありましたら、お願いいたします。 35: ◯横田有史委員  せっかくですから、1点だけ。前回の委員会でちょっとお伺いしました青葉山のわんぱく広場の関係について関連して伺っておきたいと思うのですが、要するに、わんぱく広場なるものが忽然とできたわけでありますが、改めて、青葉山のいわゆる公園化計画というものをどういうイメージなりどういう内容で考えていらっしゃるのか、その辺について、できる限り早期に示せる中身というということで、委員各位にもきちんと示していただいて、そしてむしろこうあるべきではないかとか、こうあってはいけないのではないかとかですね、その辺の共通の論議ができるようなものを、機会を、ぜひ配慮していただく必要があるのではないかというふうに思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。 36: ◯建設局長  このわんぱく広場は、御存じのとおり環状公園整備事業の中で、実は整備をしているところでございます。この130ヘクタールの広い面積の民有地、これは保存緑地でございますが、これの取得がメーンでございますが、せっかくこれを取得して、従来のハイキング、あるいは散歩だけではちょっと寂しいかなということで、この地域づくり推進事業で、もう少し利用者の方々に魅力のあるものをセットしたいということで基本計画を策定しまして、平成2年から平成6年までの事業期間で進めているわけですが、その中で、予算との絡みなどもございますし、また先生御指摘のように、当初の大きな目的の保存緑地ということとの兼ね合いがございまして、若干、私どもイメージしていた絵と現地が合わず、若干動かしている箇所もございます。  そういったことで、今、絵の手直しをしておりますので、できる限り早い時期に私どものプランをお示ししたいと、このように考えております。 37: ◯横田有史委員  ぜひ、そうしていただきたいわけでありますが、私が昔いただいていた例えばゾーニング、具体的に言いますと今回できたわんぱく広場というのは野鳥ゾーンですよね、昔のイメージから言いますとね。最近、どういうふうに手直ししているのかわからないわけなんですよ。つまり、もともとその基本方針としては自然環境の保全ということで、自然環境の保全を図る積極的な策としてやるんだという基本方針があったわけでありますし、現に、現在ある基本方針には、良好な樹木の伐採を避けて自然環境の保全に努めるんだという1項が明確に入っているわけですよね。確かに、施設ゾーンという考え方も持っていらっしゃったようですが、少なくともその場所は、そんなに今回のように、樹木を切って伐採してつくるという計画ではなかったのではないかと。まあ、そこは定かではないのですが、そこら辺の計画もよくわかりませんが、そういう点から言えば、そうした施設ゾーン、野鳥ゾーン、それから森林ゾーン、花木ゾーン、こういうゾーニングの設定や考え方というのが不透明なままに、突然野鳥ゾーンであったところの木が切られてしまうというのでは、やはり疑問が生ずるのは当たり前のことだというふうに思うんですね。現実に、今回そのわんぱく広場を設置した場所は立ち木を何本切ったのか、大体わかりますかね。実際に私、前に歩いたときは、ほぼびっしり森林地帯だったわけですから、そこを樹木をわざわざ切ってああいう施設をつくると。いや、施設をつくるなと言っているわけではないですよ、どこにつくるかという問題はそれはあるでしょうから。しかし、せっかく自然保存緑地ということで高い金で買い取っていながら、わざわざ森林を伐採するというような手法というのは、とても理解できないというふうに思うのでその辺、もしわかりましたら、お願いしたいと思います。 38: ◯建設局長  確かに、緑の保全ということが主体でございますから、良好な樹林地を残すのは当然でございます。したがいまして、当初の基本設計で施設区というものにつきましては、全く木を切らずに施設をつくるということも不可能でございますので、同じ施設を配置するについても、緑として質の悪い、言ってみればやぶといいますかね、そういった状態のところに設置しようということは考えてございました。今回のこのわんぱく広場をつくった場所は、いわゆる従来のクヌギ、コナラの樹林ではございませんで、造林をした場所でございます。恐らく、現地に行ってごらんになると、両側に杉、桧などがございます。ああいった、かなり緑としての質の悪いところを選ぶということと、それから施設の形態、いわゆる勾配を利用した遊具ということでも、あの箇所を選んだわけです。  伐採の本数ですが、およそ五百本ほど木を切っております。面積的には2,600平米ほどでございますが、そういったことで、あそこは当初私どもの方でこういった施設を配置しようとしていた場所に比べれば、かなり緑の質としては低いということで、あの場所を選んだわけでございます。今後もああいう状態、言ってみれば植林をいたしまして全く間伐もされていないという状況の中で市民に開放するというのは安全上も問題がございますので、私どもは少なくとも散策路の両サイドの間伐を行いまして、明るい樹林地といいますか、太陽の光が葉が茂ったときにでも地面に届くということになれば、小灌木が地表に生えてくるわけでございまして、現在のような植林の中では下草が全然生えておりません。そういったことで、生態的にも一般市民の方に入っていただくには余り適当ではないというようなことで、間伐なども進めてもう少し明るい感じの林にいたしまして、御利用いただこうということで考えております。 39: ◯横田有史委員  そうすると、周辺をもう少し切るということになるのですかね、そういう操作をするのですか。  それから、1点だけ伺っておきますが、1億5,327万4,300円という工事発注になっていて、施工業者は橋本店ということになっているようでありますが、何か聞きますと、スウェーデンからのセット輸入のようでありますから、物とそれから設置するまでで約1億円だというふうに聞いているのですが、そうしますと、あそこを伐採して木を切り取ったということで5,300万ほどかかっているのかなと。木を切ることでかなり高額を使うんだなという思いも、しないわけではないんですね。それで、その1億円の方は、組み立て費も含んでいるという話でございますから、実際に設置はそちらの契約の中で輸入元との関係でやっているのかなというふうにも思うのですが、どうなんですか。こういう工事費の中で木を伐採して、あそこに草を植えたんですかね、草というか芝を植えたんですかね、種をまいたのかな。まあ、そういう作業の費用なんでしょうか。もし、わかりましたら。 40: ◯建設局長  遊具に関しては、公園課長からお答え申し上げますが、間伐についての再度のお尋ねでございますが、私どもは、本来であればあそこは二次林が主体でございますから、若干の間伐、これは言ってみれば現在は行われておりませんが、かつては落ち葉を拾い、あるいは下刈をする、あるいは間伐して燃料に使うと、そういったことであの二次林は現在まで保たれてきたわけです。現在は、それが全く行われていないで、ああいう状況になってございますので、できれば私どもは人が利用する区域で、しかも人が歩いている姿が見えるような、そういった透視のきくような形で間伐をして、その間伐材をチップ化して、できればその散策路に敷くとか。そういったことで、安全にハイキングなり散歩なりができるというような状態にもっていきたいと、このように考えております。 41: ◯公園課長  ただいまの工事費の関係でございますが、ちょっと詳しい内訳書までこちらに持ってきておりませんので、詳しいお話はできませんが、今の遊具関係以外に、例えばゲートとか、それから入り口のアプローチとか、それから管理施設としてのいろいろな、今おっしゃった緑化マット等、そういう附帯工事、そういうもの及び諸経費が載っております。まあ、残額の5,000万ということになります。 42: ◯横田有史委員  わかりましたが、ぜひ早期にその基本設計の手直しなるものができ次第、ひとつ示していただくと同時に、できれば、これは委員長にも御配慮いただきたい、もし間に合えばですが。やはり現地で、こういうところにこういうことを考えているんだとか、その辺はやはりきちんと、その計画自身が整合性があるのかどうか、そういう問題も含めてきちんと。いや、暖かいときで結構ですから、寒いときに行こうなどとは言いませんから。やはり、そこはきちんと全体の合意ができる中で配慮していただけるようにお願いしたいということもあわせて、お願いしておきたいと思います。 43: ◯委員長  はい。今の横田委員の要望も含めて、今後の日程を委員長と副委員長と相談して考えてみたいと思います。  その他、ございませんか。 44: ◯加藤栄一委員  予算に取り組む考え方についてお伺いしたいのですが、特に建設局なり都市整備局に対する住民からの要望というのは非常に多いわけです。議会側も、毎年、予算編成時期に当たりまして、いろいろな住民の要望を、あるいは地域の要望を出しているわけですが、できるものとできないものとを検討中というような答えがよく返ってきて、なかなか要望にこたえないと。また、町内会を中心にして市長との懇談会あるいは町内会、連合会が主体になった市役所との懇談会、そういう中でも特に道路の問題とか、あるいは再開発の問題とか、いろいろと、この委員会関係する課題が非常に多いわけですね。それをいかにして予算化していくかというのが一番行政にとって大事だと思うんです。特に、行政というのは、やはり将来を見越して構想を立てて、そして計画して実施に至るのは当たり前なのですが、しかし仙台市におきまして本当に住民の声を吸い上げているかというと非常に疑問だと思いますし、今回新しい市長になりまして、市民の声を十分に吸い上げる体制をつくるとはいっても、実際に本当に市民の声を反映しているのかと。この間も青葉区の議員の懇談会もあったのですが、区役所の方は、いろいろな文化活動は一生懸命やっているのですが、そういうハードの面の住民の要望というのは吸い上げて、そして建設局なり都市整備局なりに本当に訴えているのかというふうに……。なかなか反映されていないようですが、都市整備局なり建設局で、本当にそういう末端の声をどのようにとらえまして、どういうふうな予算編成に対応しているのか、お伺いしたいと思うのですが。 45: ◯都市整備局長  いろいろと住民の方々、あるいは地域方々の御要望、お話を伺ったりする機会があるわけでございますが、そのお話のすべてを予算化して検討するということになりますとやはり幅広く……。結果として、そうなかなか進んでいかないというような面もございます。要は、事業のプライオリティー、あるいはその事業の熟度等々を勘案して、これはそろそろ予算化して調査に入っていこうかと。その調査の内容もとりあえず基本的な考え方をまとめるために調査をするもの、あるいは具体的に実行ベースに移すために検討していくものと、いろいろあるわけでございますが、日ごろ行政を預かっているものとして、絶えず優先順位と申しますか、そういった議論が日ごろなされておるわけでございまして、住民の皆さんのお話を聞くと同時に、今まで事務的に積み重ねてきた話と総合的に考慮して、そしてやはりこれはそろそろ予算要望していこうというふうなことで、まちづくりを進めているような現状でございます。 46: ◯建設局長  予算の編成に当たっての市民の声の反映ということでございますが、私どもの方にも、もちろん委員の皆様の会派の方からの要望もございますし、地域懇談会からもございます。また、連合町内会あるいは単独町内会からの陳情と、もうこれは圧倒的に道路の問題が多うございます。私どもとすれば、その中で、できるものについては、できるだけ住民にこたえていこうということで、予算の編成をお願いしているわけでございますが、かといってできるものであっても、すぐすべてカバーできるという状況にはございませんので、やはり優先順位で一方でやっていくと、それと時間のかかるもの、これは主に用地買収を伴うものでございますが、そういったものは一方では計画を立てて住民の皆様に御説明申し上げて御協力いただくといったことで、長期的なものと短期的なものに分けて、できるだけ住民の要望にこたえるように努力をしておるところでございます。 47: ◯加藤栄一委員  それで、今、都市整備局局長からもお答えの中で、事業の内容を調査したり、具体的にどう進めるかということで、局内でいろいろ努力していると。しかし、我々から見た場合に、取り組みを本当に真剣にやっているかというと、新しい事業についても、こういうふうな情勢ですから、いろいろな変化に対応した考え方を局内でも相当議論していかなければならないと思うんです。どちらかというとやはり、私も代表質問でも言ったのですが、今までの従来の、慣習なり事例に従って、それ以上脱皮していないのが今の局の実態ではないかと。だから、いろいろな予算をとる場合に案外とりやすいというのは、新しい事業を立てていろいろ国の方にも要求していけばできるというようなことを言われているのですが、仙台市においてはそういう新しい事業なりいろいろな事業を取り上げていく、それまでの努力が今のところはなされていないというのが実態ではないのかと思うんです。ですから、ことし新市長になりまして、プロジェクトチームをつくりまして、いろいろ信頼回復の組織をつくって今後やっていくようですが、やはり一番今、建設局長からも言われたように、住民からの要望などは道路の問題などが非常に多いわけですから、それにすべてこたえてくださいとは言えないのですが、やはり何%かでも新しい事業に取り組んでいくということが非常に大事だと思うんです。だから、最近いろいろな計画があっても猫の目のように変わってしまって、議会でも判断に苦しむような場面もたくさんあります。ですから、そういう姿勢が、何か一定した強力なものの中でやっていくというのは見られないものですから、今後その辺も十分に局内の、特に若手の職員が、今回、市長もプロジェクトチームの中に入れて、それを採用しているようですが、局内においても、やはり40代から30代くらいの職員にきちんと責任を持たせて、局長あたりが体制を整えることが大事ではないかなというふうに思うのですが。そうすれば、住民の要望にこたえられるような事業が進められるのではないかと思いますが、その辺を再度お伺いをしたいと思います。 48: ◯都市整備局長  力及ばずながら、それぞれの担当部門で一生懸命努力をしておりますが、御意見も十分踏まえながら、さらに効率的な行政に努めてまいりたいと、このように考えております。 49: ◯建設局長  いわゆる中堅職員の活用のお話かと思います。実際、この中堅が実際の事業を担当しているといいますか、この力いかんによって事業の進捗がプラスかマイナスかという状況でございまして、私どもの方としてはこのクラスが一番力になっているというふうに思っております。今後、さらにそういった意識を活用いたしまして、御指摘にあったようなことのないように、なお一層努力してまいりたいと、このように考えております。 50: ◯委員長  ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51: ◯委員長  それでは、閉会中の継続審査事項についてお諮りをいたします。「汚泥焼却施設について」は、閉会中も継続して審査することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 52: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、そのように議長に申し出ることに決定いたしました。  以上で、所管事務についてを終了いたしました。  これをもって委員会を閉会いたします。御協力、大変ありがとうございました。...