1: ※会議の概要
2:
◯委員長 きのうは、おそくまで
委員会の運営に御協力いただきまして、ありがとうございました。心から、御礼を申し上げます。
それでは、ただいまから
都市整備建設委員会を開会いたします。
本日は、
金森従之委員から欠席の届けがありましたので、御
報告いたします。
《
所管事務について》
3:
◯委員長 それでは、
所管事務についてであります。まず、
都市整備局より
報告をお願いいたします。
4:
◯都市整備局長 おわび方々、御
報告申し上げなければならないわけですが、去る12月の3日午後4時ごろ、
袋原保育所の
外壁の
工事をしている最中に、
保育所の
児童が塗料の溶剤によりまして
中毒症状のような
状況を起こしたということでございます。深くおわび申し上げます。詳細につきましては、
建築部長から
説明をさせます。
5:
◯建築部長 袋原外壁工事の改修によります事故について、御
報告申し上げます。
児童が、
外壁改修工事の
塗料溶剤により
中毒症状を起こしました。このことにつきましては、既に新聞、
テレビ等の報道により御承知のことと存じますが、その概要について御
説明申し上げます。
本件は、12月3日午後4時ごろから深夜にかけまして、
袋原保育所の
児童8名が
嘔吐症状を起こしたものでございます。このうち1名が、
仙台市立病院において診察を受けた後、大事をとりまして入院いたしております。4名が、
財団法人宮城厚生協会長町病院で医師の診断を受けたものでございます。また、残る3名につきましては、
嘔吐症状はありましたものの医師の診断を受けるまでには至らなかったというものでございました。発症の症状から見ますと、12月3日午後2時ごろから開始いたしました
外壁改修工事の際に使用しました
塗料溶剤の蒸気が
保育室内に流入し、これを吸引したことが原因と思われております。施工に際しましては、窓など
開口部に目張りを施すなどの
防護措置をとっておいたところでございまして、
安全管理には十分配慮してやっておりましたが、残念なことにこのようなことが起こりました。幸い、発症いたしました
児童の病状はいずれも軽く、入院いたしました
児童も翌日には退院いたしております。他の
児童も全員、数日で回復いたしておりまして、出所しているところでございます。
今回のことにつきましては、
保護者の
方々、また
関係者の皆様に大変な御迷惑、そして御心配をおかけしましたことを、心からおわび申し上げる次第でございます。今後、同様の
工事を行うに当たりましては、このようなことのないよう、十分に注意して施工することとし、また特に
保育所等の
工事におきましては、
塗料溶剤を使用する工程につきましては、日曜日など
児童のいない時間帯に行うような対策を講じていくつもりでございます。また、来参者の
安全管理におきましても一層配慮いたしてまいる所存でございます。
6:
◯委員長 それでは、ただいまの
報告に対して、何か
質問等はございますか。
7:
◯小山勇朗委員 この
袋原保育所は私のうちのすぐそばなのですが、やはり不思議に思ったのは、園児のいる中でそういった
工事をやるということ自体が……。
幾らサッシであっても、中には
シンナーとかそういうものが必ず入っていくわけですよね。そういうことで、起こるべくして起こったような
状況ではないのかと。そういった
意味からすれば、今、今後の対策として日曜とか、そういった園児のいないときに今後対応していきたいというふうに……。事故が起きてからそういう判断をするのでは、まさに手おくれではないかというふうに思うのですが、これまでも園児がいる中でそういった
外壁の吹きつけ
工事などをやってきた経過があるのか、その辺をまずお伺いしたいと思います。
8:
◯建築部長 過去におきましても、
平成元年あたりからでございますが3カ所程度やってございます。また、間もなくでございますが、上野山の
保育所も予定しております。
9:
◯小山勇朗委員 まあ、3件程度やって、これからもう1カ所予定されているということであるようですが、その3件については一切そういった事故はなかったということですね。これからのものについては、休みなどの日にやるようにしていくという方向づけでとらえていいんですね。
シンナー中毒などというのは、やはりまさに今、
成長期の中にあって、神経的な
部分が心配される
部分だというふうに思います。1日で症状的には回復したように見えても、神経がどうなっているのかというふうな
部分を心配するところでありますし、そういった
意味では、
後遺症などが何年後に出るかということな
ども心配されるんですよね。そういうふうな
部分は、どのように整理をつけてきているのか、それについてお答えをいただきたい。
10:
◯建築部長 現在、
報告を受けているところによりますと、今回の場合は軽症で、二、三日後には通常の状態になりまして出所しているというふうに伺っております。
後遺症までは、あらわれていないというふうに聞いております。
11:
◯委員長 次に、
長町副
都心整備の概要について、
報告をお願いいたします。
12:
◯都市整備局長 長町副
都心づくりのための
基盤整備として
区画整理事業をやりたいということで、昨年から
説明会等をやっておったわけですが、その中でいろいろと住民の方から
要望等がございまして、それらを、住民の
方々の、
権利者の
方々の意向を集約して、それを取り入れた形での
修正案と申しますか、その
説明会を11月の16日から現在まで、5回にわたりまして
説明会をやっております。あと1回ということで、12月の19日にはこの
説明会を終えたいということでやっておりますが、その内容につきまして、きょう御
説明申し上げたいと思います。この
説明会の中では、今回5回やっておるわけですが、その中では、従来
どおり納得がいかないという方もございますし、一方、
減歩率がもう少し低くならないかとか、そういった話。それから、
換地先が自分の場合にはどこら辺に行くことになるのかとか、あるいは具体的に補償問題とかというふうなことで、多様な
お話をいただいておりますが、この際だから、もう少し積極的に事業を進めるべきではないかといったような御
意見も承っております。
いずれにいたしましても、この
修正計画をもとにして、またさらに
話し合いの場を持ってまいりたいと思いますが、大きく分けて申し上げますと、
業務地区を減らし
住居地域をふやすということが主な内容でございますが、
計画部長より詳細に
説明をさせていただきます。
13:
◯計画部長 お手元に差し上げました
資料でございますが、8ページつづりの
資料と、それから
土地利用計画や
構想図の色刷りのものと、それからこの
土地利用構想の面積を書いたものが行っていると思いますが、この
資料によりまして御
説明をさせていただきます。
〔
資料「新しい
まちづくり(
長町副
都心)をめざして」に基づき
説明〕
14:
◯委員長 それでは、ただいまの
報告に対して、何か
質問等はございますか。
15:
◯柿沼敏万
委員 二つ三つ、確認の
意味を込めて
お尋ねをいたしたいわけですが、
説明会は、視点を変えながら、
資料づくりも従来と変えまして非常にわかりやすくしておるということで、
説明を受けた
方々には、従来と違った
説明を受け、また
模型などをつくっていただく中で、非常に
理解がしやすくなっているというふうな感想を聞かされるわけですが、先ほど局長さんの方で、
地権者を含む
地域の
方々の
意見は多様であると。確かに多様でございますが、その変化というのでしょうか受けとめ方、あるいは反応、反響、そういうふうな
説明会の
状況をもう少し詳しくお聞かせいただければというふうに思います。
あわせて、やはり今も御
説明がございましたように、企業というのでしょうか、会社の協力というのも大変重要な
ポイントになっております。どちらかというと、それらの
方々に対する
説明が従来は後手に回っているわけですが、現在はどういうふうな
状況下にありますか。
16:
◯計画部長 第1点目の、
説明会での反応と申しますか、そういうことでございますが、これは過日の
委員会でも
お話をいたしましたように、実は大きく2カ所、反対といったような声が出ておるわけでございまして、
一つは
西台畑地域──
長町折立線という路線の延長上にある
地域でございますが、それから、先ほど
模型で
お話をいたしましたように
矢口地区という
地区──
郡山住宅の北側に当たる
部分でございますが、この2カ所でございまして、実は
西台畑の
説明会には私もまいりましたが、
土地利用構想についての修正、あるいは皆様とのお
話し合いを継続していく
方法等について
お話をいたしまして、かなり御
理解を得てきたというふうに私
どもは感じております。その他の
説明会においては、これは従来と変わりなく、ある程度積極的に
まちづくりを進めていただきたいという声が大
部分でございまして、あと問題は、矢口の
町内会の
方々に今度の日曜日の午後から御
説明を行うことになっておりまして、この辺が最後の、私
どものとりでと申しますか、この辺でどういう御
理解を得られるのかなあというところが
ポイントかなというようなことでございます。
2つ目の、企業でございますが、これは私
どもの方から、いろいろ
お話を御提案申し上げて、何回かの
お話を進めているところでございますが、企業の方のいろいろな御都合について、内部でいろいろ御検討をいただくというようなことで、そういった答えを待つという
部分が実はございまして、既にトーキンの方が先日見えられまして、今まではかなり厳しい
状況だったのでございますが、会社の内部のいろいろな事情がおありになるようでございまして、仙台市の考え方もいろいろ聞いて相談していきたいという
お話がございまして、私
どもとしては明るい
見通しかなといったようなことで、期待をしているというような
状況でございます。
17:
◯柿沼敏万
委員 今の御
説明ですと、なかなか
理解を得るのに苦労はするけれ
ども前進してきていると。特に私は、
東北金属さんの
お話に興味を持つわけですが、従来は先を越されて、後から
地域の
方々からの
説明を受けるのでというふうな、
気持ちの上で割り切れない
部分もあったわけですが、そういうふうに
市当局とお
話し合いが持てる環境の中で
理解を求め、そして最終的に協力をいただくというふうな姿になれば大変喜ばしいことでございますので、ぜひともひとつ、
地権者の
方々あるいは個人の
方々とあわせ、
同時進行のような形でさらに努力をしていただきたいというふうに思います。
その中で、御
説明がありましたが、
個別相談所の設置を従来からお願いを申し上げていたことなのでございますが、いよいよ定期的に継続的に、
太白区役所の中ということでございますから、先ほどいつごろからという
お話が出ておりませんでしたが、すぐというふうに私は
理解するわけですが、決まっておりますれば、その時期を明示していただきたいというふうに思います。
さらに、
模型がございますが、ややもしますと文書より目で映る
模型というのですか、映像というのでしょうか、
理解するときに、そちらの方が強く思い込むところもあろうかと思うわけでございまして、
模型は
イメージしたということでありますが、そこにあります
模型が一人歩きしないように、
説明会の折、あるいはそれぞれの……。これをどこかに展示するようなことも、この前の太白区の
議員懇談会で出ておりましたが、そういう折にも、
模型の役割というのでしょうか、持つ
意味合いというものをしっかり御
説明していただくことが必要ではないのかなというふうに思うわけでございます。
一つには、先ほど話題になっておりましたが、大
集客施設のところの
部分についてもできるんですよねというような受けとめ方も地元ではあるわけですから、ひとつ
イメージし、
計画に近いものだろうと思いますが、
模型のことわりというものは、ひとつしっかりしていただきたい。
そういう
意味で、
協議会の設置の呼びかけをしておりますが、その反応と、そしてこちらから選び、そしてつくるのではないということでございますが、やはり当局の方でそれなりに引っ張っていかない限りはなかなかできないわけですが、設置に向けての具体的な手順などがございましたら、またいつごろにそういう
協議会をつくってまいりたい
気持ちがあるのか、その辺のところをお聞かせいただければと思います。
18:
◯計画部長 大変失礼いたしました。
相談コーナーの方でございますが、これは平成6年の1月20日から開始をいたしまして、現在のところの予定では、一応の目安として3月いっぱいまで続けていきたい。これは、週1度ということで木曜日を想定しております。そのような形で、いろいろ御
意見を、あるいは御質問をいただくというようなことにいたしたいということでございます。
それから、
模型のことでございますが、先生の御指摘のとおりでございまして、私
どももそういったことを大変心配するものですから、どこにでもこれを出すということではなくて、なるべく絞った形にはしたいと思っておりましす。
さらに、一人歩きをしないような
説明の仕方ということについても、今までもそのようにしてきたつもりではございますが、よりその辺に注意をしながら、この
模型を使ってまいりたいというふうに考えております。
それから、
協議会の件でございますが、これにつきましては先ほ
ども申し上げましたように、現在いろいろな御
意見を伺っておる最中でございまして、最終の
説明会が19日でございますので、それの結果を受けていろいろ、
庁内的にも協議をしながら決めてまいりたいというふうに現在のところ考えております。
19:
◯柿沼敏万
委員 最後にもう1点だけ
お尋ねをしたいわけですが、
都市計画決定、たしか今年の第1回
定例会では平成5年度中に極力努力するということで
お話がございました。その後、
特別委員会でも
お尋ね申し上げたときに、その線に沿ってということでございますし、先ほどの御
説明ですと、いろいろお
話し合いを進める中で
計画決定をしていきたいということであります。しかし、今年度中ということになりますと、正直なところ、現在、
説明会をし、合意も十分得られ切っていない面も見受けられるわけでございます。今年中の決定は難しいというふうに判断しますが、従来から
一つの想定をし、日程的な
計画も組んできたわけですが、大幅な変更という枠の中でそういうふうなことになるのか、あるいは
都市計画決定に向けて、今年度中は若干難しいにしても、小幅な日程的な修正というのでしょうか、ずれ込みで済む
見通しになるのか、その
あたりをお聞かせいただければと思います。
20:
◯計画部長 私
どもといたしましては、ただだらだら長く時間をかけていけばそれでいいというものではなくて、現況においても、いろいろな
都市基盤整備が進んでいないという問題にかんがみまして、やはり精力的に
説明会とか
話し合いを続ける中で、目標とする
都市計画の時期に努力をしてまいりたいと。ただ、先ほど来、申し上げておりますように、最初の御指摘にもございますように、地元の方に十分なコンセンサスを得ていないという
部分がございますので、ややスケジュール的にはおくれていくことも考えられるということで……。ただ、大幅なおくれがございますと、また新たにいろいろな
建築物が建っていくとか、その他にもまたいろいろ、時間が経過すれば難しい問題が出てくることもございますので、その辺を考えまして精力的に進めてまいりたいというふうに考えております。
21:
◯横田有史委員 一、二伺っておきますが、その
説明会を5回、今までやってきたようですが、
説明会の
対象者というのですか、例えば
借家人も含むのかとか、そういう
対象者をどういうふうに設定していたのか。
それから、実際に過去5回の
関係で、具体的に数字がわかればなおいいのですが、いわゆる呼びかけた
対象世帯数というのですか、それと実際に参加した比率というのですかね、その辺の
関係はどのような
状況なのか、わかりましたら。
22:
◯長町都市整備室長 今回の
説明会に御
案内状を差し上げている
方々は、
地区内に
土地をお持ちの方、それから
地区内に
建物等をお持ちの
方々でございます。
それから、現在まで行われました
説明会の
出席者数でございますが、11月16日に行われました
説明会では
対象者が24名でございますが、27名の方が御
出席でございます。それから、11月19日のときは
対象者が53名でございますが、64名の方が御
出席でございます。それから11月22日、これは91名でございますが52名の方の御
出席でございます。それから、11月24日、このときは82名の
対象でございますが
出席は20名でございます。それから、11月30日、このときは
企業法人を
対象にいたしましたが、69社に御案内を差し上げ40社の
出席でございます。以上でございます。
23:
◯横田有史委員 名というのは、先ほど言った
土地か建物を持っている
権利者という
意味ですね、呼びかけたというのは。この11月22日と24日、特に24日の方は比較的
参加率が低いようなのですが、これは何か理由が特別あるのでしょうか、
地域的な特徴なんですか。
24:
◯長町都市整備室長 11月24日に行いました
説明会の
対象は、
地区外に居住している
地権者を
対象としております。その
関係で参加が少なかったのかと思います。
25:
◯横田有史委員 はい、そこはわかりました。
それから、先ほどの
資料をずっと見させていただきますと、泉の例はありますが、逆に
太白区内全体で見ますと、
パーソントリップ調査の結果としては、全体としては昭和57年より平成4年の方が
長町駅前へ、いわゆる私事であれ通勤であれ、集中するのが減っている傾向ですよね。いわゆる副
都心という
イメージの問題はあるかと思いますが、全体として
地下鉄が開業され、あるいはバスの
交通システムがいろいろ変更されてくるという
状況があって、なおかつ
長町への集中がむしろ減少しているという問題について見てみますと、全体の
交通体系の問題あるいは
交通アクセスの問題、こうした問題が全体としてあるのだろうと思うので、それは単なる
集客施設等だけの
関係なんだろうかという思いがしまして、そういういわゆる
集客施設等での配慮によれば、泉の場合には確かに
大型店ができたとか、そういうような問題もあるかと思いますが、やはり
地下鉄の乗り入れというような問題も非常に大きな要因になっているんだろうなというふうに思うんですね。そういう点からいうと、いわゆる
対象区域内でのさまざまな
論議、あるいは検討もしかるべきでありますが、全体の
交通アクセスなり、全体の
都市基盤をどうする中で、その副
都心というものを位置づけていくのかと、こういう
論議が一方できちんとなされていかないと、
イメージ自身も共倒れになってくるというのですかね、そういう側面が当然あるやに思うのですが、その辺の
関連性については
都市整備局全体としてはどういうふうに考えていらっしゃるのか、ちょっと聞いておきたいなと思うのですが。
26:
◯計画部長 先生のおっしゃるとおりでございまして、狭い
地域の中のことだけを考えて
計画を立てるということでは済まないわけでございまして、基本的には市の
総合計画にございますようなものを骨格としながら、ただいま御指摘をいただきましたいろいろな
交通アクセスの問題、それから
土地利用の問題でございますが、これはここだけを単純に
区画整理をして立ち上げればいいというものではないと思いますし、当然副
都心というエリアをもっと広くとらえたときに、
太白区役所のある
地域、それから
長町の旧
商店街──4号線に面した沿道のゾーンでございますが、さらにその間のあんこの
部分は
住宅地が広がっているわけでございますし、その辺につきましても、どういう手法を使うかという難しい問題はありますが、やはり総合的にその辺を包括して、どういう
まちづくりを進めていけばいいのかということにつきましても非常に重要な課題でございまして、いろいろな形で私
ども計画を進めております。
それから、4号線沿いの、特に
商店街の
方々を中心とした地元の
研究会と申しますか、
懇談会といったものも実はございまして、いろいろ活発な
論議がなされているところでございまして、そういうところの御
意見も十分に聞きながら、私
どもとしては総合的な
まちづくりをしてまいりたいというふうに考えております。
27:
◯横田有史委員 もう
一つ関連して聞いておきたいのですが、この
JR新駅を設置するという
基本構想になっておりますが、これは
駅間距離とか、いろいろな諸条件的に、その
可能性というのはどのくらいに見ているのですか。そこら辺の
見通しは、どうなっているのでしょうかね。
28:
◯計画部長 この
計画をいろいろ原案としてつくり上げていく段階では国、県、市と、それから
JR事業団、こういった
関係機関が集まって、
委員会形式で
計画を進めてきたという経緯がございます。したがいまして、私
どもとしてはそういった中でJRの
方々に、直接的にもいろいろ御
意見を聞く機会がございまして、ただいま御指摘の
駅間距離その他を考えて
十分可能性はあると。ただ、そこについての
建設費用をどのように持つかということについては、確かにまだ協議の必要があるということはございますが、
可能性は十分にあるという確認はとっております。
29:
◯横田有史委員 私、いろいろな場で私の私論だということで、例えば新
交通システムについても仙台駅
集中方式をやめなさいと、
長町駅出発でいいのではないかという議論をやっているわけでありますが、そういう思い切った
交通体系全体の見直しをどう発想していくのかと。そういうことも含めて
イメージしていかなければ、これはいろいろな問題が出てくるわけで、現実には
青葉山ルートの非常な
困難性という問題を含めながらいる中で、私は
長町折立線の延長線上でという議論などをしているわけでありますが、そうした
イメージや集約も含めて、
論議の素材にしていくことが大事だというふうに思っているわけです。
それからもう
一つ、交通とは別に
長町全体の
イメージという中で、私、9月の議会の中でも市長とやりとりした経過がありますが、いわゆる各遺跡ですね、
郡山遺跡あるいは
富沢遺跡、こうした歴史の町という
イメージをどう実際にこの図案の中で
イメージしていくのかと。この辺は、何もまだ実際上は出されていない、そういう検討も、これも含めてですが実現の
可能性は全く別の問題として、つまり
イメージなり
方向性なりをいろいろ
論議する上で、そうした素材をやはり
一つのテーブルに乗せていくということが大事だろうというふうに思っているわけで、そういう中から最終的にどういうものができ上がってくるのかわかりませんが、そうしたものとして少なくとも郡山、それから富沢、
上野台と、この
古代遺跡の
ルートについて、これをきちんとこの副
都心全体の中に位置づける
論議をやるべきではないかというふうに思っているのですが、この点について伺っておきたい。
30:
◯都市整備局長 まちづくりということで、この
長町につきましては副
都心づくりということですが、それらの
まちづくりに当たりましては、やはり歴史、文化、伝統、そういったその
土地の固有の経過というものを大切にする視点も必要だと、また、
まちづくりの
基本理念としてはそういったことも幅広く視野に入れて考えていくことも必要というふうに考えております。ただ現実的に、では具体的にどうなんだということになりますと、いろいろ難しい側面も持っておりますが、その辺につきましては、住民の
方々ともお
話し合いをする場でいろいろ議論してまいりたいと、このように考えております。
31:
◯横田有史委員 まあ、もう終わりますが、要するに、いろいろな
イメージが膨らむことが、それはそれで大事なわけですから、そういう
論議の中で歩を進めていくと。私は、ほかのいろいろな
区画整理や、さまざまな経過上の問題も含めていきますと、やはり最初のボタンをかけ違えるなということを繰り返し主張しているわけでありまして、少々最初がおくれても、最後は早くでき上がることもあるわけでありますし、つまり最初のボタンを焦ってかけ違えるようなことにならない、そういう十分な配慮が新市長のもとでの議論でもありますし、そういう点での配慮を十分にしていただくということを強く申し上げておきたいと思いますし、その点についての局長の見解も伺っておきたいと思います。
32:
◯都市整備局長 おおむね同感でございまして、やはり市長が考えているぬくもりという点においては、しっかりそういった視点に立って
まちづくりを考えてまいりたいと、このように考えております。
33:
◯委員長 ほかに、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
34:
◯委員長 以上で、
報告事項
関係を終了いたしました。この際、当局から
報告を受けた事項以外で皆様から何か発言がありましたら、お願いいたします。
35:
◯横田有史委員 せっかくですから、1点だけ。前回の
委員会でちょっとお伺いしました青葉山のわんぱく広場の
関係について関連して伺っておきたいと思うのですが、要するに、わんぱく広場なるものが忽然とできたわけでありますが、改めて、青葉山のいわゆる公園化
計画というものをどういう
イメージなりどういう内容で考えていらっしゃるのか、その辺について、できる限り早期に示せる中身というということで、
委員各位にもきちんと示していただいて、そしてむしろこうあるべきではないかとか、こうあってはいけないのではないかとかですね、その辺の共通の
論議ができるようなものを、機会を、ぜひ配慮していただく必要があるのではないかというふうに思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。
36: ◯建設局長 このわんぱく広場は、御存じのとおり環状公園整備事業の中で、実は整備をしているところでございます。この130ヘクタールの広い面積の民有地、これは保存緑地でございますが、これの取得がメーンでございますが、せっかくこれを取得して、従来のハイキング、あるいは散歩だけではちょっと寂しいかなということで、この
地域づくり推進事業で、もう少し利用者の
方々に魅力のあるものをセットしたいということで基本
計画を策定しまして、平成2年から平成6年までの事業期間で進めているわけですが、その中で、予算との絡みな
どもございますし、また先生御指摘のように、当初の大きな目的の保存緑地ということとの兼ね合いがございまして、若干、私
どもが
イメージしていた絵と現地が合わず、若干動かしている箇所もございます。
そういったことで、今、絵の手直しをしておりますので、できる限り早い時期に私
どものプランをお示ししたいと、このように考えております。
37:
◯横田有史委員 ぜひ、そうしていただきたいわけでありますが、私が昔いただいていた例えばゾーニング、具体的に言いますと今回できたわんぱく広場というのは野鳥ゾーンですよね、昔の
イメージから言いますとね。最近、どういうふうに手直ししているのかわからないわけなんですよ。つまり、もともとその基本方針としては自然環境の保全ということで、自然環境の保全を図る積極的な策としてやるんだという基本方針があったわけでありますし、現に、現在ある基本方針には、良好な樹木の伐採を避けて自然環境の保全に努めるんだという1項が明確に入っているわけですよね。確かに、施設ゾーンという考え方も持っていらっしゃったようですが、少なくともその場所は、そんなに今回のように、樹木を切って伐採してつくるという
計画ではなかったのではないかと。まあ、そこは定かではないのですが、そこら辺の
計画もよくわかりませんが、そういう点から言えば、そうした施設ゾーン、野鳥ゾーン、それから森林ゾーン、花木ゾーン、こういうゾーニングの設定や考え方というのが不透明なままに、突然野鳥ゾーンであったところの木が切られてしまうというのでは、やはり疑問が生ずるのは当たり前のことだというふうに思うんですね。現実に、今回そのわんぱく広場を設置した場所は立ち木を何本切ったのか、大体わかりますかね。実際に私、前に歩いたときは、ほぼびっしり森林地帯だったわけですから、そこを樹木をわざわざ切ってああいう施設をつくると。いや、施設をつくるなと言っているわけではないですよ、どこにつくるかという問題はそれはあるでしょうから。しかし、せっかく自然保存緑地ということで高い金で買い取っていながら、わざわざ森林を伐採するというような手法というのは、とても
理解できないというふうに思うのでその辺、もしわかりましたら、お願いしたいと思います。
38: ◯建設局長 確かに、緑の保全ということが主体でございますから、良好な樹林地を残すのは当然でございます。したがいまして、当初の基本設計で施設区というものにつきましては、全く木を切らずに施設をつくるということも不可能でございますので、同じ施設を配置するについても、緑として質の悪い、言ってみればやぶといいますかね、そういった状態のところに設置しようということは考えてございました。今回のこのわんぱく広場をつくった場所は、いわゆる従来のクヌギ、コナラの樹林ではございませんで、造林をした場所でございます。恐らく、現地に行ってごらんになると、両側に杉、桧などがございます。ああいった、かなり緑としての質の悪いところを選ぶということと、それから施設の形態、いわゆる勾配を利用した遊具ということでも、あの箇所を選んだわけです。
伐採の本数ですが、およそ五百本ほど木を切っております。面積的には2,600平米ほどでございますが、そういったことで、あそこは当初私
どもの方でこういった施設を配置しようとしていた場所に比べれば、かなり緑の質としては低いということで、あの場所を選んだわけでございます。今後もああいう状態、言ってみれば植林をいたしまして全く間伐もされていないという
状況の中で市民に開放するというのは安全上も問題がございますので、私
どもは少なくとも散策路の両サイドの間伐を行いまして、明るい樹林地といいますか、太陽の光が葉が茂ったときにでも地面に届くということになれば、小灌木が地表に生えてくるわけでございまして、現在のような植林の中では下草が全然生えておりません。そういったことで、生態的にも一般市民の方に入っていただくには余り適当ではないというようなことで、間伐な
ども進めてもう少し明るい感じの林にいたしまして、御利用いただこうということで考えております。
39:
◯横田有史委員 そうすると、周辺をもう少し切るということになるのですかね、そういう操作をするのですか。
それから、1点だけ伺っておきますが、1億5,327万4,300円という
工事発注になっていて、施工業者は橋本店ということになっているようでありますが、何か聞きますと、スウェーデンからのセット輸入のようでありますから、物とそれから設置するまでで約1億円だというふうに聞いているのですが、そうしますと、あそこを伐採して木を切り取ったということで5,300万ほどかかっているのかなと。木を切ることでかなり高額を使うんだなという思いも、しないわけではないんですね。それで、その1億円の方は、組み立て費も含んでいるという話でございますから、実際に設置はそちらの契約の中で輸入元との
関係でやっているのかなというふうにも思うのですが、どうなんですか。こういう
工事費の中で木を伐採して、あそこに草を植えたんですかね、草というか芝を植えたんですかね、種をまいたのかな。まあ、そういう作業の費用なんでしょうか。もし、わかりましたら。
40: ◯建設局長 遊具に関しては、公園課長からお答え申し上げますが、間伐についての再度の
お尋ねでございますが、私
どもは、本来であればあそこは二次林が主体でございますから、若干の間伐、これは言ってみれば現在は行われておりませんが、かつては落ち葉を拾い、あるいは下刈をする、あるいは間伐して燃料に使うと、そういったことであの二次林は現在まで保たれてきたわけです。現在は、それが全く行われていないで、ああいう
状況になってございますので、できれば私
どもは人が利用する区域で、しかも人が歩いている姿が見えるような、そういった透視のきくような形で間伐をして、その間伐材をチップ化して、できればその散策路に敷くとか。そういったことで、安全にハイキングなり散歩なりができるというような状態にもっていきたいと、このように考えております。
41: ◯公園課長 ただいまの
工事費の
関係でございますが、ちょっと詳しい内訳書までこちらに持ってきておりませんので、詳しい
お話はできませんが、今の遊具
関係以外に、例えばゲートとか、それから入り口のアプローチとか、それから管理施設としてのいろいろな、今おっしゃった緑化マット等、そういう附帯
工事、そういうもの及び諸経費が載っております。まあ、残額の5,000万ということになります。
42:
◯横田有史委員 わかりましたが、ぜひ早期にその基本設計の手直しなるものができ次第、ひとつ示していただくと同時に、できれば、これは
委員長にも御配慮いただきたい、もし間に合えばですが。やはり現地で、こういうところにこういうことを考えているんだとか、その辺はやはりきちんと、その
計画自身が整合性があるのかどうか、そういう問題も含めてきちんと。いや、暖かいときで結構ですから、寒いときに行こうなどとは言いませんから。やはり、そこはきちんと全体の合意ができる中で配慮していただけるようにお願いしたいということもあわせて、お願いしておきたいと思います。
43:
◯委員長 はい。今の横田
委員の要望も含めて、今後の日程を
委員長と副
委員長と相談して考えてみたいと思います。
その他、ございませんか。
44: ◯加藤栄一
委員 予算に取り組む考え方についてお伺いしたいのですが、特に建設局なり
都市整備局に対する住民からの要望というのは非常に多いわけです。議会側も、毎年、予算編成時期に当たりまして、いろいろな住民の要望を、あるいは
地域の要望を出しているわけですが、できるものとできないものとを検討中というような答えがよく返ってきて、なかなか要望にこたえないと。また、
町内会を中心にして市長との
懇談会あるいは
町内会、連合会が主体になった市役所との
懇談会、そういう中でも特に道路の問題とか、あるいは再開発の問題とか、いろいろと、この
委員会に
関係する課題が非常に多いわけですね。それをいかにして予算化していくかというのが一番行政にとって大事だと思うんです。特に、行政というのは、やはり将来を見越して構想を立てて、そして
計画して実施に至るのは当たり前なのですが、しかし仙台市におきまして本当に住民の声を吸い上げているかというと非常に疑問だと思いますし、今回新しい市長になりまして、市民の声を十分に吸い上げる体制をつくるとはいっても、実際に本当に市民の声を反映しているのかと。この間も青葉区の議員の
懇談会もあったのですが、区役所の方は、いろいろな文化活動は一生懸命やっているのですが、そういうハードの面の住民の要望というのは吸い上げて、そして建設局なり
都市整備局なりに本当に訴えているのかというふうに……。なかなか反映されていないようですが、
都市整備局なり建設局で、本当にそういう末端の声をどのようにとらえまして、どういうふうな予算編成に対応しているのか、お伺いしたいと思うのですが。
45:
◯都市整備局長 いろいろと住民の
方々、あるいは
地域の
方々の御要望、
お話を伺ったりする機会があるわけでございますが、その
お話のすべてを予算化して検討するということになりますとやはり幅広く……。結果として、そうなかなか進んでいかないというような面もございます。要は、事業のプライオリティー、あるいはその事業の熟度等々を勘案して、これはそろそろ予算化して調査に入っていこうかと。その調査の内容もとりあえず基本的な考え方をまとめるために調査をするもの、あるいは具体的に実行ベースに移すために検討していくものと、いろいろあるわけでございますが、日ごろ行政を預かっているものとして、絶えず優先順位と申しますか、そういった議論が日ごろなされておるわけでございまして、住民の皆さんの
お話を聞くと同時に、今まで事務的に積み重ねてきた話と総合的に考慮して、そしてやはりこれはそろそろ予算要望していこうというふうなことで、
まちづくりを進めているような現状でございます。
46: ◯建設局長 予算の編成に当たっての市民の声の反映ということでございますが、私
どもの方にも、もちろん
委員の皆様の会派の方からの要望もございますし、
地域懇談会からもございます。また、連合
町内会あるいは単独
町内会からの陳情と、もうこれは圧倒的に道路の問題が多うございます。私
どもとすれば、その中で、できるものについては、できるだけ住民にこたえていこうということで、予算の編成をお願いしているわけでございますが、かといってできるものであっても、すぐすべてカバーできるという
状況にはございませんので、やはり優先順位で一方でやっていくと、それと時間のかかるもの、これは主に用地買収を伴うものでございますが、そういったものは一方では
計画を立てて住民の皆様に御
説明申し上げて御協力いただくといったことで、長期的なものと短期的なものに分けて、できるだけ住民の要望にこたえるように努力をしておるところでございます。
47: ◯加藤栄一
委員 それで、今、
都市整備局局長からもお答えの中で、事業の内容を調査したり、具体的にどう進めるかということで、局内でいろいろ努力していると。しかし、我々から見た場合に、取り組みを本当に真剣にやっているかというと、新しい事業についても、こういうふうな情勢ですから、いろいろな変化に対応した考え方を局内でも相当議論していかなければならないと思うんです。どちらかというとやはり、私も代表質問でも言ったのですが、今までの従来の、慣習なり事例に従って、それ以上脱皮していないのが今の局の実態ではないかと。だから、いろいろな予算をとる場合に案外とりやすいというのは、新しい事業を立てていろいろ国の方にも要求していけばできるというようなことを言われているのですが、仙台市においてはそういう新しい事業なりいろいろな事業を取り上げていく、それまでの努力が今のところはなされていないというのが実態ではないのかと思うんです。ですから、ことし新市長になりまして、プロジェクトチームをつくりまして、いろいろ信頼回復の組織をつくって今後やっていくようですが、やはり一番今、建設局長からも言われたように、住民からの要望などは道路の問題などが非常に多いわけですから、それにすべてこたえてくださいとは言えないのですが、やはり何%かでも新しい事業に取り組んでいくということが非常に大事だと思うんです。だから、最近いろいろな
計画があっても猫の目のように変わってしまって、議会でも判断に苦しむような場面もたくさんあります。ですから、そういう姿勢が、何か一定した強力なものの中でやっていくというのは見られないものですから、今後その辺も十分に局内の、特に若手の職員が、今回、市長もプロジェクトチームの中に入れて、それを採用しているようですが、局内においても、やはり40代から30代くらいの職員にきちんと責任を持たせて、局長
あたりが体制を整えることが大事ではないかなというふうに思うのですが。そうすれば、住民の要望にこたえられるような事業が進められるのではないかと思いますが、その辺を再度お伺いをしたいと思います。
48:
◯都市整備局長 力及ばずながら、それぞれの担当部門で一生懸命努力をしておりますが、御
意見も十分踏まえながら、さらに効率的な行政に努めてまいりたいと、このように考えております。
49: ◯建設局長 いわゆる中堅職員の活用の
お話かと思います。実際、この中堅が実際の事業を担当しているといいますか、この力いかんによって事業の進捗がプラスかマイナスかという
状況でございまして、私
どもの方としてはこのクラスが一番力になっているというふうに思っております。今後、さらにそういった意識を活用いたしまして、御指摘にあったようなことのないように、なお一層努力してまいりたいと、このように考えております。
50:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
51:
◯委員長 それでは、閉会中の継続審査事項についてお諮りをいたします。「汚泥焼却施設について」は、閉会中も継続して審査することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
52:
◯委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように議長に申し出ることに決定いたしました。
以上で、
所管事務についてを終了いたしました。
これをもって
委員会を閉会いたします。御協力、大変ありがとうございました。...